はるか昔。まだ神々がこの地に住んでいたころ。


広大な大陸、江戸。
ここには兄妹神である白夜叉とヅラ子が住んでいた。
武神である兄の白夜叉はシンジュクに、豊穣の女神である妹のズラ子はギンザにそれぞれ住まい、その地を支配する神としてあがめられ、それぞれに恵みを与えていた。シンジュクの大地には力が、ギンザの大地には豊穣が、それぞれもたらされ、人々は繁栄していった。
しかしやがて、人々はその神への感謝の心を忘れてしまう。

力に見せられたシンジュクは数々の蛮行を繰り返し、暖かく豊かなギンザは怠惰になった。やがてギンザは作物を分け与えることを怠けるようになり、飢えたシンジュクは、それに怒り、話し合いをすることなく武力を持ってギンザに攻め入り、戦乱が起きた。

妹神のズラ子はこれを嘆き悲しみ、神殿に自らの命をささげることで戦乱を沈めた。争いは終結し、白夜叉はズラ子の最期の力によってシンジュクの神殿に封印された。
悲しい戦争は終結したが、以後シンジュクとギンザの大地は分断され、それぞれ独立した国家を形成していった。


それから長い月日が流れた。

戦争から300年。


ともに干渉することの無かった両国だったが、突如シンジュクの皇帝高杉がギンザへ侵略をはじめる。

強大な軍事力をもつシンジュク軍の前に、ギンザは抵抗するすべもなく、次々とシンジュクの支配下に置かれていった。
その戦乱のさなか、ある二人の運命の子供が誕生する。

坂田銀時と桂小太郎。
のちに両国を揺るがす争いに巻き込まれていく彼らは、幼い頃をともに過ごした。
しかし齢10を数えるころ、銀時は祖父である松陽のもとへ、そしてズラ子神の巫女として生まれた桂は神父エリザベスのもとへ、それぞれ引き取られてしまうのであった。

その日から7年後。

祖父とともにギンザ王国の貧しい町歌舞伎町に暮らす銀時のもとへ、シンジュクの軍勢に対抗しようとする、独立軍の志村新八がやってくる。

もと軍人である松陽を軍に、と言って訪れたその若者を、なぜか松陽は冷たく追い払う。
しかし銀時は納得できない。この地を脅かすシンジュク軍の天人を掃討し、平和を取り戻すべく、松陽の静止を振り切って、一人銀時は独立軍に参加する。

同じころ、ズラ子神の巫女として美しく育った桂小太郎は、ギンザ王国に宿るズラ子神の力が急激に弱っていることを察知していた。
この異変は以前にまして作物は実らなくなり、各地で飢饉が起きている。

異変に気付いた桂は、真相を探るべく、ズラ子神が封印されている、聖なる神殿へと旅に出る。聖なる神殿には、シンジュクの軍勢の手が伸びようとしていた。危険を覚悟で桂は、平和を取り戻すために動き出す。

こうして今、二人の想いと、二つの国の存亡をかけた運命の歯車が、再び回り始める!!!





嘘ですよ
エイプリルに乗っかってみたかっただけです。こんなのはじまりませんぜ!
もっと大々的に乗っかってみたかったんですけど時間的に厳しかったのでこれが精一杯・・・
ちなみにこれは私が心酔してやまぬファミコンソフト「ファイアーエムブレム 外伝」の冒頭です。うろ覚えですけど。
いろいろ適当で手抜きでいっぱいいっぱいですが、エイプリルなんで許したってください


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